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売掛帳をつける〜入金したときの記帳

女性

では、前回計上した売上の代金が入金されたらどのように記帳すればよいでしょう。回収の方法別にお話しします。

【仕訳例23】現金集金した。

日付/番号
コード
相手科目
摘要
売上
回収
H28/11/30
1000
現金 現金回収
  
 108,000
売掛
23
 
       

これは全額を現金で回収した例です。相手科目は「現金」として回収側に入力します。小切手で受け取ったときも記帳では現金として扱います。日付は、実際に現金を受け取った日付にします。

相手科目を「現金」とすることで自動的に現金出納帳にも入金が転記されます。この取引は現金出納帳からも入力できますが、両方から入力すると二重に記帳されてしまいますので注意してください。

【仕訳例24】普通預金に振り込まれた。

日付/番号
コード
相手科目
摘要
売上
回収
H28/11/30
1020
普通預金 普通預金に入金
  
 108,000
売掛
24
0001
いろは銀行(入)      

相手科目が普通預金となるだけです。上記の例では、振込手数料は先方が負担しています。では、振込手数料を当方負担にしているときはどうなるでしょう。

【仕訳例25】普通預金に振り込まれた。ただし、振込手数料は当方負担とする。

日付/番号
コード
相手科目
摘要
売上
回収
H28/11/30
1020
普通預金 普通預金に入金
  
 107,784
売掛
25
0001
いろは銀行(入)      

この場合は実際に入金されるのは振込手数料が差し引かれた差額です。上記のように入力すると、振込手数料分が差額として売掛残高に残ってしまいます。
この振込手数料は、相手側が立て替えて払ってくれた当方負担の経費となります。相手の立替分と、当方が持つ売掛債権とを相殺する形で次のように記帳します。

【仕訳例26】当方負担の振込手数料

日付/番号
コード
相手科目
摘要
売上
回収
H28/11/30
2503
支払手数料 振込手数料
  
 216
売掛
26
 
       

ところで、サービス業などのうち報酬として収入がある業種の場合には、源泉税が差し引かれて振り込まれます。このような場合にはどのように記帳すればよいのでしょう。

【仕訳例27】源泉税を差し引かれて振り込まれた。

日付/番号
コード
相手科目
摘要
売上
回収
H28/11/30
1020
普通預金 普通預金に入金
  
 96,974
売掛
27
0000
その他      

差額は次のように記帳します。

【仕訳例28】差し引かれた源泉税

日付/番号
コード
相手科目
摘要
売上
回収
H28/11/30
1499
事業主貸 源泉税
  
 11,026
売掛
28
 
       

このように源泉税の場合は相手科目を「事業主貸」とします。差し引かれた源泉税は事業主の所得税であるため、このように記帳していったん事業用の帳簿からは除いておきます。

この差し引かれた源泉税は、所得税の確定申告のときに精算することになります。確定申告には、年末に相手先から送付される「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」などが必要になります。この調書を受け取ったら大切に保管しておきましょう。

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