会計ソフト経理・法律に関する情報税理士 田中先生のワンポイントアドバイス

固定金利か変動金利か、借入はどちらがいいのか

掲載日2026年6月1日

ここ最近は長期金利が顕著な上昇を続けています。借入ゼロで経営をされている事業者はまずいないので、金利動向は経営者なら誰でも注視しているでしょう。

銀行から融資を受ける場合、固定(金利)がいいのか変動(金利)がいいのか、大いに悩ぬところです。どちらを選ぶかによって将来の負担が変わることになるので当然です。

固定と変動の違いは、誰がリスクを負うかの違いともいえます。固定金利なら金融機関が、変動金利なら企業がリスクを負うことになります。

固定金利の場合、契約後に市場金利が上昇しても、金利は固定されているため金融機関が受け取る利息は増えません。金融機関は金利収入の増大による増益の機会を失うかもしれないリスクを引き受けていることになるのです。金融機関がリスクを負うため、あらかじめ高めの金利を設定して損失に備えています。

変動金利の場合は、市場金利が上昇すると上昇に応じて金融機関の受け取る利息が増えます。企業にとっては利息の支払が増えることになるので、その損失を引き受けているわけです。企業がリスクを負うので金利は低くなります。

一般に日本の中小企業は借入への依存度が高く、利子の付く資産(有利子資産)は少ない傾向にあります。そのため、変動金利で借り入れをした場合、金利上昇時の利子増加分を有利子資産の受取利子で充当することが困難です。

そのため、金利上昇に伴う財務の負担が増大するリスクを考慮して、中小企業の多くが固定金利での融資を受ける傾向にあります。

経理・法律に関する情報

税理士田中先生のワンポイントアドバイス

10月1日より開始される社会保険料負担支援策「保険料調整制度」
60年ぶりに見直される非上場株式の相続税評価

(2026年9月1日掲載)

ご存知ですか?この情報

相続税の10年ルールとは
生活用動産を売却(譲渡)した場合の税金は

(2026年9月1日掲載)

休業日のお知らせ

ページの先頭へ