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2013年5月掲載

平成25年分の路線価図等の閲覧開始は7月1日

国税庁は、7月1日(月)から平成25年分の路線価図等(路線価・評価倍率)の閲覧を開始すると発表しました。

「路線価」とは、街路に付設した価格のことであり、街路に接する標準的な宅地の1平方メートル当たりの価格をいいます。宅地の評価額は、この路線価を基にしてそれぞれの宅地の状況(奥行、間口、形状など)を考慮して計算されます。

「評価倍率」とは、路線価が定められていない市街化調整区域などにある土地を評価する方法で、国税局が公表している表、「評価倍率表」を使い評価額を計算します。

路線価図等は、相続・贈与により取得した土地などを評価する際に使われます。

路線価図等を閲覧するには、最寄りの税務署へ出かけて備え付けのパソコンで閲覧することができますが、自宅のパソコンを利用して国税庁のホームページの「路線価図・評価倍率表」にアクセスすれば、自宅にいながらにして閲覧ができるのでとても簡単便利です。

また、市区町村によっては、税務担当の窓口で路線価図の閲覧を無料で行っていることもあります。

税理士 田中利征


帳簿保存義務拡大で記帳説明会

平成26年1月から記帳・帳簿等の保存制度の対象者が拡大され、すべての白色申告者に記帳・帳簿等の保存が義務付けられます。現在も、白色申告者のうち前々年分あるいは前年分の事業所得等の合計額が300万円超の人には記帳義務がありますが、平成26年1月以降は事業所得、不動産所得、山林所得を生ずべき業務を行う全ての人が対象とされます。

記帳・帳簿等の保存の拡大に伴い、国税庁は、5月中旬から6月下旬にかけて事業所等がある白色申告者に対して「記帳説明会」(参加費無料)を開催します。記帳説明会の対象者は、白色申告で営業所得、農業所得、不動産所得、山林所得のある全ての人です。

説明会の所要時間は1から2時間程度とされており、講師は税務職員、各国税局が委託した税理士などがあたります。

税理士 田中利征

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