納涼会の費用は福利厚生費か
関東では梅雨も明けて、夏の到来とともに本格的な暑さが続くことになりそうです。
暑い夏に負けないように慰労のために、納涼会や暑気払いなどのイベントを企画する会社も多いのではないでしょうか。
この納涼会の費用を企業負担とする場合、福利厚生費として支出金額全額を損金としたいなら、最低限次の要件を満たす必要があります。
- 納涼会の実施が部課などごとである場合は、会社の負担額が一律で取扱に差のないこと
- 社員全員が参加対象者であること(やむを得ない事情での不参加者に対する金品の支給は不可)
- 会社が負担する金額が社会通念上妥当と思われる金額であること
税理士 田中利征