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仮想通貨取引から利益と損失が生じた場合はどうなるの

先日、国税庁がホームページ上で仮想通貨の所得税法上の取り扱いについて公表したことはご存知のとおりです。

この公表資料を読んでみると、仮想通貨の取引から生じた損失は、仮想通貨取引から生じた利益と相殺(通算)することができる、と解釈することができます。具体例でみると次のとおりです。

例えば、3月8日にビットコインの取引から20万円の損失が生じたが、翌日の9日にはリップルの取引で15万円の利益を得た、という場合は損失20万円と利益15万円を相殺することで、損失が5万円となり、課税対象となる利益はありません。

相殺後に残る損失5万円については、残念ながら事業収入などの他の収入と相殺することはできませんが。

税理士 田中利征

確定申告書類の提出方法

確定申告書の提出方法には、次の3つの方法があります。

  1. 所轄税務署へ確定申告書を直接持参する
    確定申告書の記入方法や記載金額などに不安があれば、直接管轄の税務署へ作成途中の確定申告書を持参し、その場で係員に質問して完成・提出までするのが間違いありません。
    その際には、必要と思われる書類は全てもっていくことをお忘れなく。
  2. 所轄税務署へ確定申告書を郵送する
    確定申告書の作成にあたり疑問点がなければ、完成した申告書を郵送で提出しましょう。税務署の受理印の押された申告書が必要であれば、封筒に自宅等の宛名を記載し、切手を貼った返信用封筒を同封すれば、後日控えが郵送されてきます。
    国税庁の確定申告書作成コーナーで確定申告書を作成し、郵送で簡単に提出できるため、一番のお勧め方法です。なお、郵送提出の場合は、消印の押された日が提出日とされます。
  3. e-Tax(イータックス)での電子申告
    ご存知のとおり国税庁は電子申告のPRにつとめています。ただ、利用にあたっては、事前に利用登録や電子証明書の取得が必要などの手間がかかるため、利用されている方は意外に少ないようです。

税理士 田中利征

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