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ファクタリング(買取型)で資金ショートを回避

ファクタリングとは、売掛金を売却して資金を調達する方法です。

具体的には、事業者が有する売掛金をリング会社へと売却し、ファクタリング会社から手数料を差し引かれて売却代金を受け取ることになります。ファクタリングを活用すると入金サイクルが短縮化されるので資金繰りの改善につながります。

ファクタリングは債権を譲渡する行為なので、取引先との契約書に債権譲渡を禁止する条項が記載されている場合は利用できません。また、契約上の支払期日を既に過ぎている債権は不良債権とされ、買い取りの対象外となります。

ファクタリングでの手数料は、一般的に売掛金の10%〜30%程度とかなり高額なものとなります。そのため、ファクタリングの頻繁な利用は資金繰りを悪化させるリスクがあります。

ファクタリングの利用は、目先の資金ショートを回避するために必要な最少限の金額とするのが無難です。

税理士 田中利征

節税に役立つ個人年金保険

個人年金保険は、一定の条件を満たすものであれば、「一般の生命保険料控除」とは別に
「個人年金保険料控除」として所得控除できる保険です。

個人年金保険が「個人年金保険料控除」の対象とされるための要件は次のとおりです。

  1. 年金受取人が契約者又はその配偶者のいずれかであること
  2. 年金受取人は被保険者と同一人であること
  3. 保険料払込期間が10年以上であること
    ※「一時払い個人年金保険」は、本要件を欠くので該当しません。
  4. 年金の種類が確定年金や有期年金であるときは、年金受け取り開始が60歳以降で、かつ年金受取期間が10年以上であること

契約にあたっては、「個人年金保険料税制適格特約」をつけることが必要になります。

本特約を付加することで個人年金保険料控除の対象になり、一般の生命保険料控除とは別枠で控除を受けることができます。

税理士 田中利征

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