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ビジネス専用のクレジットカードを準備しよう

一枚のクレジットカードを、ビジネスとプライベートで兼用されている個人事業者の方はとても多いようですが、やはりビジネス専用のカードを用意することをお勧めします。

次の点でビジネス専用カードを用意するリットがあります。

1. 経理処理の効率化になる
   事業に関連する取引はビジネス専用のクレジットカードで処理すると決めれば、プライベート利用分を除外する処理は不要になります。
   カード利用記録をビジネスかプライベートかに区別する作業が不要になると、経理処理のスピードは格段にあがります。
2. 付与ポイントの判断に迷わない
   カードでは、利用金額に応じてポイントが付きます。この付与されたポイントは、ビジネスとプライベートでカードを兼用している場合、ビジネス利用のものかプライベート利用のものか、区分の判断が面倒になります。
   ポイントの利用は所得とされ、プライベート取引により付与されたポイントの利用は一時所得（値引等以外）、ビジネス取引により付与されたポイントの利用は事業所得となります。

税理士 田中利征

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法人でのクレジットカード作成は難しい？

法人で事業をされていて法人カードの審査になかなか通らないという事もあります。一般には、法人カードは個人用のクレジットカードよりも審査が厳しいとされています。

そのため、社長の個人名義で作ったクレジットカードの一枚を、仕方なく法人取引専用のカードとして利用しているケースもあります。個人名義のクレジットカードを法人で利用することは本来すべきではないので、あくまで法人カードが作成できるまでの短期利用とすべきでしょう。

法人カードで審査落ちてしまう理由で一番多いのは次の３点です。

1. 法人を設立してから3期を経過していない
   「事業歴」は審査の重要度が高い項目です。
   そのため設立間もない或いは事業歴の浅い法人ですと審査落ちとなることが多々あります。
2. 赤字決算となっている
   利益が少ない或いは赤字決算の会社ですと、貸し倒れリスクが高くなるため、審査落ちとなることが多々あります。特に売上額が小さく赤字の会社は審査落ちの可能性がかなり高くなります。
3. 社長（代表者）の信用に問題がある
   会社の代表者について、過去にカード利用代金の支払いに遅延があったりすると、審査で不利となります。法人カードの審査では必ず代表者の信用確認が行われます。

税理士 田中利征

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