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会社データのデータ量が増えたので、次年度から新たに会社データを作成し運用する

たとえば、以下のように5期、6期と複数年にわたり処理を行っていた会社データで、データ量も増え、処理スピードが遅くなってきた感がある場合に、7期よりこれまで使用していたマスターを複写して新たに会社データを作成して会計処理を行うことができます。

図

(注)この機能は「Ver 2.2.169.33」以降のバージョンで利用できます。

たとえば、7期よりこれまで使用していたマスターを複写して新たに会社データ作成するには、以下のステップにより行います。

6期目の決算を確定します。決算の確定後、新年度更新を行い第7期と先行入力期間(6ヶ月)のデータ領域を作成します。

図

決算の確定、新年度更新の実行後、[新規会社データ作成]画面で新たに会社データを作成します。使用マスターでは第6期まで処理をしていた会社データを選択します。会社名称、決算期、会計期間などの情報を登録します。

新規会社データの作成−使用マスター

会社名称は、同じになりますので、[備考]欄に「7期以降」などの情報を登録して区別できるようにしておくと便利です。また、1期〜6期までの会社データも[会社情報]の[基本設定]の[備考]欄に1期から6期などの情報を登録しておくとデータ管理上便利です。

必要事項の登録後、[作成実行]ボタンをクリックします。同一会社名がある旨のメッセージが表示されます。上記の[備考]欄の利用方法を参考に会社データが区別できるようにしてください。

[はい]をクリックして会社データを作成します。マスターが複写されて7期からの会社データが作成されます。

図

会社データ作成後のデータには開始残高は複写されませんので開始残高の登録をおこなってください。6期までの会社データで新年度更新を実行していますので、第7期の開始残高を印刷すると便利です。また、6期までのデータの先行入力期間に登録したデータがある場合には、データをエクスポートし新しい会社データにインポートしてください。

複写されるマスターは以下のものです。

会社情報 基本設定 複写元の最終期間のデータが複写されます。
機能設定 設定項目がそのまま複写されます。
経理規定 複写元の最終期間のデータが複写されます。
勘定科目登録 使用中の勘定科目のすべてが複写されます。(注)
補助科目登録 使用中の補助科目のすべてが複写されます。(注)
辞書登録 摘要辞書登録 設定項目がそのまま複写されます。
定番伝票辞書登録
よく使う科目登録
連想科目登録
税区分辞書登録
ユーザー設定 設定項目は引き継がれますがが、ユーザー管理機能を「使用しない」で引き継ぎますので、「使用する」に変更する必要があります。
セキュリティ設定

(注)ただし、予約機能を利用した変更や停止などの履歴は引き継がれません。

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