会計ソフト操作・運用に関する情報会社法の施行で変わる処理とシステムの変更点(平成18年5月施行)

決算印刷メニュー

会社法の施行により、利益処分案は廃止され、新たに株主資本変動計算書という計算書類が設けられました。また、これまで貸借対照表や損益計算書に記載していた注記を、個別注記表という新たに設けられた書類に一括して記載するようになりました。

図

会社法対応版の[決算書印刷]画面は以下のようになりました。

決算書印刷画面

【1】設定メニュー

会社法への対応により、利益処分の登録がなくなり、株主資本等変動事項の登録が新たに設けられ、注記事項の登録についても記載方法の変更により登録方法が変更されています。

詳しくは、

を参照してください。

旧バージョンでは、[決算書ブラウザ][利益処分の登録][注記事項の登録][決算書フォームの設定]の順に設定メニューが表示されていました。

【2】決算書区分

会社法への対応で新たに設けられた機能です。

「貸借対照表」や「株主資本等変動計算書」は、会社分類(「株式会社」または「持分会社」)により、表示名称がことなる箇所があるため、経理処理している会社がどちらの会社分類に該当するかを選択する機能です。

決算書区分

画面例では、株式会社(株式・有限会社)が選択されています。

会社分類について

図

決算書の変更点と会社分類による表示のちがい

【3】出力対象の設定

会社法への対応により、利益処分計算書がなくなりました。新たに、「株主資本等変動計算書」と「個別注記表」が設けられています。

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