青色申告ソフト青色申告の基礎知識や帳簿作成などについて実践的な内容をご案内するコーナー青色申告の基礎知識(青色申告ガイダンス)

銀行口座を登録する

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預金を口座ごとに管理するには、「補助科目」を利用するのが便利です。

「補助科目」というのは、特定の勘定科目をさらに細かく管理するための内訳となる科目のことです。この補助科目ごとに取引を記録した帳簿を「補助簿」といいます。

このソフトでは、「補助簿」を記帳すれば、自動的に親の科目に反映され、財務諸表などすべての帳票にも集計されるようになっています。

「補助簿」や「補助科目」を使うためには、準備として勘定科目に「補助科目」を登録します。

補助科目に普通預金の口座を登録する方法

  1. メニューから[補助科目登録]をクリックします。
    設定業務メニュー
  2. [補助科目登録]画面が開きます。画面右上の[設定]ボタンをクリックします。
    設定業務メニュー
  3. 左側の表で「1020 普通預金」勘定の行をクリックして選択します。
    設定業務メニュー
  4. 右側の表に補助科目コードと口座の名称を入力します。
    補助科目コードは、0001〜の連番でよいでしょう。

    この画面例では、「銀行口座について」のアドバイスに従って同じ銀行に入金用口座と出金用口座を作った・・・という想定で登録してみます。

    ひとつの口座で入金用と出金用を兼ねる場合は、ひとつの口座のみ登録してください。本書で紹介する普通預金の補助科目に登録した口座を当てはめてご参照ください。
    補助科目登録−普通預金
  5. すべての口座を入力し終わったら、画面右上の[登録(F12)]ボタンをクリックして内容を保存します。

これで預金出納帳や仕訳伝票を入力するときに口座毎に預金が管理できるようになります。元帳や財務諸表では口座別・総額の両方が出力できます。決算書ではすべて「現金および預金」として一括で扱われます。

他の種類の預金も同じような手順で登録できます。

よく、口座がひとつしかないのですが、補助科目が必要ですか?と聞かれます。答えは「どちらかといえばイエス」です。将来口座が増えることは、ままあることなので登録しておいたほうがそのとき慌てなくて済みます。

もちろん、「絶対口座は増やさない!」方針であれば補助科目はなくても一向に差し支えありません。

ちなみに補助科目がよく利用される科目は、預金の他にも次のようなものがあります。

  • 売掛金(ツケで売っているお得意先を登録する)
  • 買掛金(ツケで買っている仕入先を登録する)
  • 預り金(従業員から預かっている源泉税、社会保険などの項目を登録する)
  • 借入金(金融機関の口座を登録する)

そのほか、個人事業ならではの補助科目の使い方に「家事関連費」のための補助登録があります。例えば「通信費」のうち電話代だけは最後に家事と事業で割合計算したい場合は「通信費」勘定に「電話代」という補助科目を設定しておけば、一年間にいくら電話代を使ったのかをたちどころに集計できます。あとはパーセンテージをかけて家事分を算出し経費から減額します。

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